公演やイベントの演出を創り上げる裏方、照明スタッフ。今回は、実際に照明の演出に携わっている照明スタッフの指導のもと開催された、照明技術講習会の様子を報告していきます!!
前回の音響技術講習会に引き続き、今回は照明技術講習会が開催されました。インパクトのある照明技術の披露から始まった約6時間にも及ぶ講習会では、前半に照明演出の現場で実際に使用されている機材を用いた説明を、後半には参加者が実際に触れながら実践形式での講習が行われました。
前半の解説では舞台の設計から照明の演出まで、多くのことを学べる機会となりました。舞台上で演目をしたことがある!という人でも、裏方の機材を隠すための「袖幕」(舞台左右についている幕)や「一文字幕」(舞台上部についている幕)といった設備の名前まで知っている人は少ないと思います。さらには、照明機材のレンズの違いやエフェクトの変化など、舞台芸術の基礎から応用まで、多くの知識を学べる貴重な機会となりました。
後半の時間では、いつもは入れない、完全に裏方となる「ピンスポットルーム」などに入り、実際に機材を触りながらプロの技術を学んでいる姿が印象的でした。また、後半の時間内では、4つのグループごとに活動する時間があり、舞台上の「色作り」を真剣に考え、その難しさや奥深さを感じていました。
6時間と聞くと長いと感じるかもしれませんが、舞台芸術に関わる学生から大人まで、幅広い年代の方にとって、とても貴重で学びのある時間でした。
(2024.9.20)